【相続】ゆうちょ銀行の相続手続きのやり方
司法書士の手塚宏樹です。この記事では、相続が起こった後の、ゆうちょ銀行の口座解約手続き手続きについてご説明しています。
お読みいただければ、亡くなった方の口座を解約する流れがわかります。
ゆうちょ銀行では相続手続きの申し込みをWebで行うこともできますが、正直あまり利用するメリットはないように思います。この記事の後半でWebサービスについても記載しています。
なお、これらの手続きは司法書士に代行を依頼することもできます。
弊所にご依頼いただく場合は、こちらのページ(金融機関の解約手続き代行をご依頼いただいた場合の流れについて)をお読みください。
司法書士にご依頼いただく場合は、下記に記載してあるすべての手続きをお引き受けしますので、一切何もしていない状態でご依頼いただいてかまいません。まずはお電話ください。
金融機関に遺産整理業務を依頼すると、とても高額になります。
遺産総額に応じて手続き報酬が計算され、数十万円、100万円を超えることもザラです。
弊所では一律、金融機関1箇所につき5万円となっております。
目次
連絡先
【相続コールセンター】
0120-312-279
ここに事前に連絡をしておく必要はありません。
ゆうちょ銀行の窓口に行く
まず、ご自宅で下記のリンクから書類をダウンロードして印刷します。
なお、この書類はゆうちょ銀行の窓口でもらうこともできます。
ゆうちょ銀行から書類が送られてくる
申出をした内容にもとづき、ゆうちょ銀行から必要書類の案内が送られてきます。
戸籍謄本や印鑑証明書、遺産分割協議書などについて説明がありますので、それに従って用意します。
相続に関する必要書類のご案内(PDF)
戸籍謄本などを集める
- 亡くなった方の出生から逝去日までの戸籍謄本
- 相続人全員の戸籍謄本
- 相続人全員の印鑑証明書
- 遺産分割協議書または遺言書
司法書士に依頼する場合は、司法書士が資料の収集を代行します。
必要書類を提出する
ゆうちょ銀行の窓口(最初に「相続確認票」を提出した支店)に、戸籍謄本や印鑑証明書などの原本を提出しに行きます。
相続人の口座に振り込まれる
ゆうちょ銀行の口座解約手続きでは、受け取る相続人がゆうちょ銀行に口座を持っていないと振り込んではくれません。
もし相続人が口座を持っていなければ、この機会に新しく作るか、または、払戻証書によって現金を受取ることになります。
相続手続きが完了すると、ゆうちょ銀行の相続センターから払戻証書が送られてきて、それをゆうちょ銀行の窓口に持参すると、現金を受け取れるというものです。
高額の場合は安全面から、避けたほうがよいかもしれませんね。
相続Web案内サービス
ゆうちょ銀行では、独自のサービスとして、最初の相続手続きの申し出についてWebで行うことができるようになっています。
しかし、実際に使ってみた感想としては、最初から紙の書類に書き込んでいったほうが速いのではないかと感じました。
すべてをWeb上で完結させることはできません。戸籍謄本や印鑑証明書については原本を提出しないといけませんので、どうしても資料の提出などをする必要があります。
画像をアップロードして手続きが進められる時代になるのはまだ先でしょうか。
利用方法
上記のページから手続きを進めることができます。
※音声で説明もしてくれます。
入力を開始していくと、下記のような質問がいくつかでてきます。
- 亡くなられた方の貯金の有無・記号番号はおわかりですか
- 投資信託がある場合は、ゆうちょの窓口に行く必要があります
- 遺言書がありますか
- 遺産分割協議書はありますか
- 相続対象の貯金等の総額はおおよそどのくらいですか
- 受け取り方法はどうしますか。
すべてに回答すると次は、相続関係図の作成です。
しかし、名前を入力することはできないので、あくまでも概要図ということになります。
相続シミュレーション(家族情報の入力)
被相続人の逝去日から入力していきます。
次に配偶者の情報の入力をします。すでに亡くなっている場合でも入れます。
次に、子(亡くなっている場合は孫)の入力です。
子や孫がいない場合は、第二順位の父母の入力に進みます。
このシステムはよくできていて、法定相続分の計算もしてくれます。
必要書類の案内
相続人関係図の入力が終わると、「必要書類の案内」の印刷に進みます。
窓口に提出しにいく
このあと、戸籍謄本や印鑑証明書とともに、ゆうちょ銀行の窓口に提出しにいきます。
Webで申し込みをすると、1回分、窓口に行く回数が減ることになるので、それがメリットということになるでしょうか。
しかし、ご自身で手続きをされる方は、始めからゆうちょ銀行の窓口に行かれることをおすすめします。
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金融機関の解約手続き代行をご依頼いただいた場合の流れについて
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