司法書士という仕事について
以前、「世界の仕事を知る学校」より司法書士の仕事について取材を受けました。司法書士というお仕事、そして私、手塚宏樹について知って頂けたらと思いますので、インタビュー内容をテキストにしたものを掲載します。ぜひ、ご覧ください。
インタビュー動画は『こちら』
【手塚司法書士事務所】
- 東京司法書士会所属登録番号第4065号
- 簡裁訴訟代理関係業務認定会員
- 法務大臣認定番号第501135号
- NPO相続アドバイザー協議会認定会員
目次
司法書士のお仕事
司法書士には、いくつもの仕事がありますが、私がメインでやっているのは「相続手続き」と「会社の登記手続き」のお仕事です。
- 「相続手続き」とは、ある人が亡くなったときに、その方が持っている不動産の名義を変更するとか、預貯金を整理して解約するとか。遺言書が出てきたので、それをどうするか?そういった遺産整理のお仕事です。
- 「会社の登記手続き」というのは、会社を作るとき、会社を作った後に役員が変わる時、会社の名前が変わる時、会社が引っ越す時。そういう時に貴社の登記簿というのを書き換えるお仕事があります。
司法書士の魅力
魅力という言葉か分からないですが、私が好きなのは、相続手続きをやる中で、戸籍謄本というものを集めます。亡くなった人の戸籍を生まれるまでずっと遡って取っていくわけです。令和の時代から遡って、平成→昭和→大正→明治時代など遡っていくと、最後の方は手書きで読むのも大変なような戸籍が登場してくるんです。それを解読して、家系図を作っていくというのが好きなんです。
司法書士になるきっかけ
司法書士になって二年くらい経った時に、私の父方の祖母が亡くなり、相続が発生して、私の父と叔母の間で勃発した訳なんです。祖母は他に預貯金とかほとんど無かったので、残してくれた財産というのが自宅の土地建物だけでした。一つの不動産を父と叔母で分けるというのはできませんので、これで一年くらい揉めまして。結局最後は、建物をを取り壊して土地を半分に無理やり分けました。
その時、私は司法書士だったんですが、相続専門という訳ではなく、分野を問わずに何でもやっていました。祖母が亡くなったときの相続案件で役に立てなかったというのが悔しくて、それから相続の勉強をしたことから、相続を専門にするようになりました。今では、お客さまにご相談を受ける7〜8割くらいは相続関係の案件です。
休日の過ごし方
ちょっと前までは、日曜日を休んだりしましたが、ほぼ毎日働いていました。夏休みや冬休みも長期で休むことはありませんでした。休むことに抵抗がありました。今は、こないだ10日間くらい休みました。
10日間休んで、イギリス〜フランスのドーバー海峡へ行って、ドーバー海峡をヨットに乗って横断してきました。
学生時代にやっておけば良いと思うこと
「放浪」です。僕がやってたスタイルというのは、ルートも決めずに、宿も事前に予約せずに、リュックを担ぎ、行きの片道チケットだけ持って放浪するスタイルです。その場その場で自分がどうにかしないと、何ともならないんですよね。
出発前に予約したホテルに向かうとかではなく、例えば中国やモンゴルで言葉通じない中でも、宿を確保しなければならないですし、ご飯も食べなくちゃいけないですし。こういう放浪をやると間違いなく度胸がつきますよね。自分で切り開いてる感もありますしね。
中高生へのメッセージ
楽しいとか幸せというのは自分が決めることなので、どんな仕事に就くにしても本当に愉しんでやって欲しいと思います。それが人生を豊かにするということだと思います。仕事・それ以外のこと、全部を引っくるめて必死でやって欲しいですね。遊ぶことについても必死でやって欲しいです。
私たちに残された時間は、どのくらいあるか分からないですからね。今日で終わっちゃうかもしれませんし。本当に毎日毎日、人生を必死で愉しむ。ということを僕も思ってますし、今、学生の皆さんも勉強とか大変かもしれませんが、その勉強も愉しんで、将来どうなる?ということも真剣に考えて生活して欲しいと思います。
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