司法書士に相談する場合の費用の相場はいくらぐらい?
司法書士の手塚宏樹です。東京・小平市で司法書士事務所を開設しております。お電話でお問い合わせをいただくことが多いのですが、だいたい、ご依頼を前提にご連絡をいただきます。しかし、こういう依頼はできるのか、まずは話を聞きたい、ということもあります。司法書士事務所の報酬は自由化されていますので、どの業務がいくらなのかは、その事務所の報酬表を見なければわかりません。しかし、だいたいの相場というのはあります。この記事では、司法書士事務所に相談するときの相場について書いていきます。
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報酬は完全に自由である
レストランでスパゲティを注文したとき、1皿700円のお店もあれば、1皿2500円のお店もあります。また、お水なんてタダのお店もあれば、ボトル入りのお水が1本800円するお店もあります。なんでそうなっているのかと言われても、そのお店がそういう価格設定をしているから、としか言えません。食材にこだわっていたり、食器にこだわっていたり、スタッフの教育が素晴らしかったり、お店の内装が素敵だったり、いろいろな理由はあると思いますが、とにかく、高いには高いだけの理由があるのですね。
司法書士事務所はどうでしょうか。おそらく多くの事務所では、報酬額は似たりよったりなのではないかと思います。その事務所独特の特別なサービスがあるとかいうことでなければ、相場感から大きく離れることはないのではないかと思います。
相談料は一般的にいくらぐらいか?
弁護士の相談料が30分5000円とかいうのは、ちょっと調べるといろいろ出てくると思います。司法書士は相談料を無料にしてしまっているところも多いのではないかと思います。私の事務所でもいまのところ、無料にしていますが、ほとんどの場合、ご来所いただく方に、手続きのご説明をしてお見積りを出して、ご納得いただければご依頼いただくということなので、純粋な相談、というのはあまり多くないということもあります。
もちろん、相談だけで解決することも多いでしょう。時間にしては短くても、専門家の知識によって、「それは何も問題ありません」と言ってもらえるだけでご相談者にとっても非常に有益なことはあるでしょう。ですので、相談料を設定している事務所もありますが、多くは1時間1万円程度を考えておけば、それを大きく超えてくることはないと思います。
市役所等の登記相談は「使える」か?
私は、東京司法書士会の田無支部というところに属していまして、年に一回、市役所での登記相談の担当が回ってきます。小平市役所で午後1時から午後4時くらいまで、5~6件の方のご相談を受けます。1組あたり30分なので、うまくこちらが話を整理していかないとあっという間に時間が経ってしまいます。
ほとんどの相談員は、自分の事務所を訪れてくれたお客様と同じように対応していると思いますが、あくまでもボランティアです。また、ご依頼をいただいている関係ではないのに、「先生どうしたらいいですか?」と言われてもなかなか回答しづらいということもあります。
あと、「ほかの先生に聞いたときはこう言われた」というフレーズは、相談員をゲンナリさせますので言わないほうがいいでしょう。
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